メールマガジン【アクセスで作るシリーズ】


バックナンバー 【会計ソフト編】 Vol.14
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    ACCESSで作るシリーズ  【会計ソフト編】

    発 行 : Yoshihisa Fukuda          2000.07.08 Vol.14

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今回は情報設定の最終回、全体の仕上げをやりましょう。

== ◇ 第1章 情報設定     ====================

前回で一通り、情報設定は完了しました。

そこで、今回は各情報設定の、仕上げを行います。

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1.日本語入力の指定

 アクセスのフォームでは、各入力フィールドで日本語入力(MS-IMEやATOKなど)の
 自動起動が行えます。

 まず、設定の手順を説明しましょう。

 (1)設定したいコントロール(例えば氏名のテキストボックスなど)を選択しま
    す。
 (2)[漢字変換モード]プロパティにカーソルを移動し、右端の[▼]ボタンを押す
    とコンボボックスが開くので、設定したいモードを選択します。

    コントロールなし・・・漢字変換モードの指定をしない
    オン      ・・・漢字変換モードをオンにする
    オフ      ・・・漢字変換モードをオフにする
    使用不可    ・・・漢字変換モードを使用できなくする
    ひらがな    ・・・全角ひらがなを指定する
    全角カタカナ  ・・・全角カタカナを指定する
    半角カタカナ  ・・・半角カタカナを指定する
    全角英数    ・・・全角英数を指定する
    半角英数    ・・・半角英数を指定する

 この手順で、全てのコントロールに対して設定してあげましょう。

 通常、氏名や住所は日本語入力で、電話番号などは半角英数字の入力でしょう。

 私の場合、日本語入力は通常、ひらがなモード(ローマ字変換)になっています。
 従って、日本語入力をオンにするだけで、ひらがなモードになります。

 しかし、人により日本語入力が通常、ひらがなモードでない人もいます。
 例えば、日本語入力が半角英数になっていると、ただ単にオンにした時、半角英数
 モードになります。(当然の事ですが)

 そこで、日本語入力の状態が何であるかに関わらず、強制的にひらがなモードに
 するには[漢字変換モード]プロパティを[ひらがな]と指定します。

 また、半角英数字の場合も、私なら単に日本語入力をオフにするだけなのですが、
 これも人によっては日本語入力の半角英数モードを使う人もおられるでしょう。

 これらの指定は、普段使い慣れたモードを指定するのが一番よいでしょう。

 ※ 今後のフォーム作成時にも、[漢字変換モード]プロパティの設定に関しては、
   記載いたしません。
   皆さんが自由に設定して下さい。

2.タブオーダーの指定

 次に、タブオーダーの指定を行いましょう。
 タブオーダーとは、エンターキーを押した時、カーソルがフィールドを移動する
 順番です。

 それでは皆さん。ここでちょっと勘定科目設定のフォームを開いてみて下さい。
 最初は科目コードにカーソルがありますね。

 では、エンターキーで次のフィールドへ移動しましょう。
 次は科目名に来ましたね。
 その次は科目種別にきます。
 そして、また、エンターキーを押すと今度は何処に行きましたか?
 課税区分に行きましたね。
 その後は、期首残高、決算書枠番号と行って、次に貸借区分に来ました。
 そして最後は補助ボタンですね。

 では、何故貸借区分が決算書枠番号の次になってしまったのでしょうか。

 確か、貸借区分はフォームウィザードで作成した時は、テキストボックスでしたね。
 それを、後で削除して、オプショングループのコントロールに作り替えましたね。

 そうなんです。このカーソルの移動順はコントロールの作成順になるのです。
 だから最後に来るフィールドは、最後に作成した補助ボタンになるのです。

 これでは使いづらいので、フィールドの移動順を変えましょう。

 勘定科目設定のフォームを閉じて、デザインウィンドウで開きます。

 科目コードのテキストボックスを選択し、[タブ移動順]プロパティを見ましょう。
 [1]になっていますね。
 これがカーソルの移動順です。
 この値は最初0から始まります。
 科目コードが最初にカーソルが来るフィールドなのに1になっていますね。
 では、科目IDを選択して[タブ移動順]プロパティを見て下さい。
 [0]となっていますね。

 ただ、科目IDは[可視]プロパティを[いいえ]にして見えなくしたので、カーソルが
 行かないのです。
 従って、科目情報設定を開いた時、一番最初にカーソルが行くのは、[タブ移動順]
 プロパティが1の科目コードになります。

 では、この[タブ移動順]プロパティの値を設定していきましょう。
 科目種別の[タブ移動順]プロパティを見ると[3]となっていますね。
 課税区分の[タブ移動順]プロパティは[4]となっているはずです。
 そこで、貸借区分の[タブ移動順]プロパティを[4]にしましょう。

 これで、科目種別の次は貸借区分にカーソルが移動する様になりました。
 では、もう一度課税区分の[タブ移動順]プロパティを見てみましょう。
 今度は[5]となっていますね。
 この様に、[タブ移動順]プロパティを変更すると、それ以降にあたるフィールドの
 [タブ移動順]プロパティは自動的にずれていきます。
 今の例で言うと、[タブ移動順]プロパティが[4]だった課税区分は[5]に、それ以降
 の期首残高、決算書枠番号の[タブ移動順]プロパティもそれぞれ+1されていきます。

 従って、[タブ移動順]プロパティの値は、同一セクション内では、同じ値は存在
 しません。

 ※ セクションとは、フォームヘッダー、詳細、フォームフッターなどの事を言い
   ます。この他にもページヘッダー、ページフッターなどがあります。

 今は、各コントロールの[タブ移動順]プロパティを設定していきましたが、この
 タブオーダーの設定には、もう一つの方法があります。

 メニューの[表示]-[タブオーダー]を選択して下さい。
 タブオーダーというダイアログが開きましたね。
 これが、現在のカーソル移動順です。
 左のセクションに[フォームヘッダー][詳細][フォームフッター]とありますが、
 タブオーダーは、このセクション毎に振られます。
 [フォームフッター]を選んで見て下さい。
 閉じるボタンと再表示ボタンの2つが出てきますね。

 そして、このダイアログでも、順番の入れ替えができます。
 マウスでドラッグして、移動すれば好きな順番に変えられます。

 では、フォームを開いて確認してみましょう。
 最初は科目コードにカーソルがあり、その後エンターキーを押していくと、順番に
 右隣のフィールドに移動していきますね。

 ちなみに[タブ移動順]プロパティの上に[タブストップ]プロパティと言うのが、
 有りますが、これはエンターキーでカーソルが、そのフィールドに行くか行かない
 かの指定です。
 エンターキーでカーソルを移動したくないフィールドはこの[タブストップ]プロ
 パティを[いいえ]にしておきます。

 例えば、今のままだと、キーボードだけで操作する場合、補助ボタンにカーソルが
 移動したとき、次にエンターキーを押すと補助科目設定が開いてしまいます。
 これを、補助ボタンはマウスでしか選ベなくして、キーボードではカーソルが行か
 なくする場合、補助ボタンの[タブストップ]プロパティを[いいえ]にすれば、マウ
 スでないと補助ボタンは開けなくなります。

 タブオーダーの指定は、フォームのレイアウトを変更した時も行います。

 例えば、基本情報設定のレイアウトで住所の前に氏名、ふりがなを先に入力する
 様なレイアウトにした場合など、タブ移動順もそれに沿って設定し直しましょう。

 レイアウトを変更した場合、忘れない様に必ず設定し直して下さい。

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これで情報設定までが終了しました。

では次回からは、いよいよ帳簿入力になります。
最初は仕訳入力のテーブル作成です。
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◆◇ ワンポイントコーナー ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【表形式フォームの縦サイズ】

 今回で情報設定の最終回を迎えたわけですが、皆さん、どうでしたか?
 情報設定の画面が格好良く出来上がりましたか?

 皆さんは、フォントサイズやレイアウトなど、ご自分のマシンの画面解像度に
 合わせて、使いやすくされている事と思います。

 基本情報設定や環境設定は、フォームの表示形式が単票形式なので、特に問題無い
 と思います。
 勘定科目設定や補助科目設定のフォームの表示形式は表形式なのですが、これらの
 フォームのサイズは思う様に指定できましたか?
 横サイズは問題ないと思いますが、縦サイズは自分の思い通りのサイズになって
 いますか?

 実は、表形式のフォームの場合、フォーム全体の縦サイズの設定方法が少し特殊に
 なります。
 通常、フォームの横サイズは、フォームの[幅]プロパティで決まります。
 また、単票形式のフォームの縦サイズは、各セクション(フォームヘッダー、詳細、
 フォームフッターなど)の[高さ]プロパティの合計になります。

 しかし、表形式では、詳細セクションの[高さ]プロパティは、1行の高さを設定
 するので、フォーム全体の高さは、[高さ]プロパティでは設定できないのです。

 では、表形式のフォームの縦サイズの設定方法なのですが、それはデザインウィン
 ドウ自体の縦サイズになるのです。
 デザインウィンドウのウィンドウサイズを変更すれば、実行時のフォームの高さが
 変更される訳です。
(横サイズは単票形式と同様で、フォームの[幅]プロパティの値となります)

 そして、その際に一つだけ注意する事があります。
 通常、デザインウィンドウでデザインを修正した場合、メニューの[ファイル]-[上
 書き保存]をせずにウィンドウを閉じると、「フォームに変更があります。保存し
 ますか?」の旨のメッセージがでるのですが、特にデザインの変更が無く、ウィン
 ドウの縦サイズだけ変更した場合、このメッセージがでません。(デザインに変更
 があったと認識されないのです)
 従って、デザインウィンドウで、ウィンドウの縦サイズのみを修正した場合、必ず
 メニューの[ファイル]-[上書き保存]をしないとフォームの縦サイズは変更(保存)
 されません。

 殆どの場合、プロパティで各設定を行いますが、この様に、希にプロパティでは
 設定できないものもあるのです。
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◆◇ Q&Aコーナー    ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

Q1.
 説明文をみながら、インポートの完了ボタンを押したつもりなのですが…
 つぎのような文が出ました。
 「すべてのデータをテーブルに追加できませんでした。
  キー違反のため、0件のレコード失われ、7件のレコードが削除されました。
 *データが失われた時は、貼り付けまたはインポートしたデータ-が対象となる
 テーブルのデータ-型または”Field Size/フィールドサイズ”プロパティと一致
 していません。
 *レコードが削除された時は対象となるテーブルにすでに存在する主キー値が貼
 り付けたレコードに含まれているか、テーブル間に設定されているリレーション
 ショップの参照整合性に違反しています。
 継続しますか  はい  いいえ ヘルプ 」
 仕方がないので、いいえを選びました。どこを、間違ったのでしょう
A1.
 勘定科目テーブルにレコードが残っていた場合、上記メッセージが表示されます。
 勘定科目のサンプルデータをインポートする際は、必ず勘定科目テーブルのデータ
 を全て削除してからインポートして下さい。
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◇ ACCESSで作るシリーズ 【会計ソフト編】
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