メールマガジン【アクセスで作るシリーズ】


バックナンバー 【会計ソフト編】 Vol.30
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

    ACCESSで作るシリーズ  【会計ソフト編】

    発 行 : Yoshihisa Fukuda          2000.10.28 Vol.30

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
--------------------------------------

今回は、残高試算表のレポート作成の続きです。

== ◇ 第3章 帳票       ====================

--------------------------------------
3-2 残高試算表
--------------------------------------
--------------------------------------
3-2-3 レポート作成(続き)
--------------------------------------
では、レポート作成の続きです。
レポートタブで[SisanRep]のデザインウィンドウを開きましょう。

1.KamokuKindフッターのレイアウトを整えましょう。
 (1)テキストボックスを3つ追加します。
    追加したテキストボックスのプロパティを以下のように設定します。

    1つ目のテキストボックス
    名前        ・・・ KariAmountの合計
    コントロールソース ・・・ =Sum(nz([集計値: KariAmount],0))
    書式        ・・・ 通貨

    2つ目のテキストボックス
    名前        ・・・ KasiAmountの合計
    コントロールソース ・・・ =Sum(nz([集計値: KasiAmount],0))
    書式        ・・・ 通貨

    3つ目のテキストボックス
    名前        ・・・ ZanDaka2の合計
    コントロールソース ・・・ =IIf([KamokuKind]=1 Or [KamokuKind]=5,
          [ZanDakaの合計]+[KariAmountの合計]-[KasiAmountの合計],
          [ZanDakaの合計]-[KariAmountの合計]+[KasiAmountの合計])
    書式        ・・・ 通貨

  ※ 3つ目のテキストボックスのコントロールソースは、3行になっていますが、
    実際は1行に繋げて記述します。

 (3)以下のレイアウトを参考にKamokuKindフッダーのレイアウトを整えましょう。

  KamokuKindフッターのレイアウト
  -----------------------------------------------------------------------
    合 計    [F1   ] [F2    ] [F3    ] [F4    ]
  -----------------------------------------------------------------------
  F1:ZanDakaの合計    F2:KariAmountの合計
  F3:KasiAmountの合計   F4:ZanDaka2の合計
  ※ 余分なテキストボックスは削除します。

2.レポートフッターのレイアウトを整えましょう。
 (1)テキストボックスを2つ追加します。
    追加したテキストボックスのプロパティを以下のように設定します。

    1つ目のテキストボックス
    名前        ・・・ KariAmount総計合計
    コントロールソース ・・・ =Sum(nz([集計値: KariAmount],0))
    書式        ・・・ 通貨

    2つ目のテキストボックス
    名前        ・・・ KasiAmount総計合計
    コントロールソース ・・・ =Sum(nz([集計値: KasiAmount],0))
    書式        ・・・ 通貨

 (3)以下のレイアウトを参考にレポートフッターのレイアウトを整えましょう。

  レポートフッターのレイアウト
  -----------------------------------------------------------------------
    総合計    [F1   ] [F2    ] [F3    ]
  -----------------------------------------------------------------------
  F1:ZanDaka総計合計  F2:KariAmount総計合計  F3:KasiAmount総計合計

3.メニューの[表示]-[並べ替え/グループ化の設定]を選ぶと[並べ替え/グルー
  プ化]ダイアログが表示されるので、[KamokuKind]の[同一ページ印刷]の所に
  [グループ全体]を設定し、[×]ボタンで[並べ替え/グループ化]ダイアログを
  閉じます。
4.KamokuKindヘッダーを選択した状態で、[フォーマット時]プロパティにカーソル
  を移動し、[イベントプロシージャ]を設定し右端の[...]ボタンを押します。
5.モジュールウィンドウが開いたら以下のプログラムを入力しましょう。

  Private Sub グループヘッダー0_Format(Cancel As Integer, ・・・)
    If Me![KamokuKind] = 1 Then
      Me![TitleShisan].Visible = True
    Else
      Me![TitleShisan].Visible = False
    End If
    If Me![KamokuKind] = 2 Then
      Me![TitleFusai].Visible = True
    Else
      Me![TitleFusai].Visible = False
    End If
    If Me![KamokuKind] = 3 Then
      Me![TitleShihon].Visible = True
    Else
      Me![TitleShihon].Visible = False
    End If
    If Me![KamokuKind] = 4 Then
      Me![TitleSyueki].Visible = True
    Else
      Me![TitleSyueki].Visible = False
    End If
    If Me![KamokuKind] = 5 Then
      Me![TitleKeihi].Visible = True
    Else
      Me![TitleKeihi].Visible = False
    End If
  End Sub

後は、罫線で体裁を整えて残高試算表のレポートは完成です。
メニューの[ファイル]-[上書き保存]で保存したら[×]ボタンでデザインウィンドウ
を閉じて終了しましょう。

--------------------------------------
では、最後に残高試算表の印刷指示画面のフォームにレポート呼び出しボタンを作成
しましょう。
--------------------------------------
3-2-1 フォーム作成(続き)
--------------------------------------
フォームタブで[SisanRepForm]のデザインウィンドウを開きましょう。

1.ツールバーのコマンドボタンを選択し、[閉じる]ボタンの左側でクリックします。
  (この時、コントロールウィザードは有効にしておきます)
2.コマンドボタンウィザードで[種類]を[レポートの操作]、[ボタンの動作]を
  [レポートのプレビュー]にして[次へ]ボタンを押します。
3.[コマンドボタンを使ってプレビューするレポートを選択して下さい。]で
  [SisanRep]を選択した状態で[次へ]ボタンを押します。
4.[ボタンに表示する文字列、またはピクチャ]は[文字列]を選択し、文字列に
  [実行]と入力したら[次へ]ボタンを押します。
5.[ボタン名]を[Execute]として[完了]ボタンを押します。
6.[×]ボタンでモジュールウィンドウを閉じ、フォームを保存してデザイン
  ウィンドウを終了します。

--------------------------------------
これで残高試算表は完成です。
次回は青色申告決算書の作成です。
______________________________________
◆◇ ワンポイントコーナー ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

【ラベルを変更する方法】

 皆さん、残高試算表は無事完成しましたか?

 今回のワンポイントコーナーでは、残高試算表の科目種別の所でやっているラベル
 の変更について触れてみます。

 まず、今回のやり方を簡単に解説しましょう。

 今回のやり方は、KamokuKindヘッダーに5つのラベル(科目種別の資産、負債、
 資本、収益、経費)を重ね合わせておき、フォーマット時のイベントで、
 KamokuKindの値により、それぞれのラベルの可視(Visible)プロパティを制御
 しています。
 例えばKamokuKindが1の時は資産のラベルの[可視]プロパティを[はい]にして
 他のラベルの[可視]プロパティは[いいえ]にします。
 KamokuKindが2の時は負債のラベルの[可視]プロパティを[はい]にして他のラベル
 の[可視]プロパティは[いいえ]にすると言った具合です。

 ここで、これ以外の方法を考えてみましょう。
 KamokuKindヘッダーのフォーマット時にKamokuKindの値によって、ラベルの制御が
 出来るのですから、ラベルの標題を書き換える事も出来るでしょう。

 KamokuKindヘッダーの5つのラベルは必要無く、ラベルは1つだけ作成します。
 そしてKamokuKindが1の時には、そのラベルの標題に「【 資 産 の 部 】」
 と入れてあげます。
 KamokuKindが2の時には、そのラベルの標題に「【 負 債 の 部 】」と
 入れてあげれば良いのです。

 例えば、KamokuKindヘッダーのラベルの名称を[KamokuKindName]としましょう。
 そして、KamokuKindヘッダーの[フォーマット時]プロパティに[イベントプロシー
 ジャ]を設定し以下のモジュールを入力します。

  Private Sub グループヘッダー0_Format(Cancel As Integer, ・・・)
    If Me![KamokuKind] = 1 Then
      Me![KamokuKindName].Caption = "【 資 産 の 部 】"
    End If
    If Me![KamokuKind] = 2 Then
      Me![KamokuKindName].Caption = "【 負 債 の 部 】"
    End If
    If Me![KamokuKind] = 3 Then
      Me![KamokuKindName].Caption = "【 資 本 の 部 】"
    End If
    If Me![KamokuKind] = 4 Then
      Me![KamokuKindName].Caption = "【 収 益 】"
    End If
    If Me![KamokuKind] = 5 Then
      Me![KamokuKindName].Caption = "【 経 費 】"
    End If
  End Sub

 この方が簡単ですね。

 皆さんも、慣れてきたら自分で色々な方法を考えて下さい。
 もっと良い方法が見つかるかも知れません。
______________________________________
◆◇ Q&Aコーナー    ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 今回もありません。
______________________________________
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

◇ ACCESSで作るシリーズ 【会計ソフト編】
◇ 発 行 元  :Yoshihisa Fukuda(福田 義久)
◇ ご意見・ご要望
  ご質問等   :y.fukuda@ro.bekkoame.ne.jp

◇ このメールマガジンは、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行
  しています。(まぐまぐID:0000030446)
◇ バックナンバー:http://www.bekkoame.ne.jp/ro/y.fukuda/
◇ 登録・解除  :http://www.bekkoame.ne.jp/ro/y.fukuda/

 Copyright(C) 2000 Yoshihisa Fukuda All rights reserved.

◇転載について
 このメールマガジンの無断転載などは、一切禁止です。
 転載をご希望の方は、事前にメールで連絡をください。
◇免責
 このメールマガジン及びホームページの内容による、いかなる損害、障害などに
 関して発行者は一切の責任を負いません。
 掲載広告についても同様です。
______________________________________
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□